雲の多い一日でした。
周囲の田畑では,農作業に精を出す姿がたくさんありました。
自然に感謝し,次の恵みをいただくための準備です。
自然の豊かさに感謝!
今日,月刊『致知』6月号が届きましたが,先月5月号を読み終えていません。特集は「執念」でした。
その特集の扉は,次のように書き出していました。
青年は地方の大学を出,京都の会社に入った。就職難の時代。青年の喜びは大きかった。…
この青年は,赤字続きで給料遅配も珍しくない会社に見切りをつけ転職を企てます。ところが…。
この青年が,稲盛和夫氏(京セラの創業者)です。
このことは,稲盛氏の新刊『働き方 ~「なぜ働くのか」「いかに働くのか」』(三笠書房・刊)
にも綴られています。
不況の嵐が吹き荒れ,内定取り消し,リストラと働くことが難しくなっています。
就職活動に励む学生も,その厳しさに苦しんでいる(?)ようです。
その「働く」ことについて,どう考え,どう行動しているのか。稲盛氏の言葉は,それを問い返してきます。
何のために働くのか…。
-<略>-
もちろん,「生活の糧を得る」ことが,働くということの大切な理由の一つであることは間違いありません。
ただ,私たちが一生懸命に働くのは,そのためだけではないはずです。
人間は,自らの心を高めるために働く…私はそう考えています。(p.18)
1章の最初に,こう述べています。
「心よりお金」だと言う若者(?)が多いかもしれません。
つまり,欧米の人にとっては,働くことはもともと苦痛に満ちた,忌むべき行為なのです。そこから「仕事はなるべく短い時間にすませ,なるべく多くの報酬をえたほうがいい」とする,近代の労働観が生まれてきたように思えます。
しかし,日本にはもともと,そのような労働観はありませんでした。
それどころか,働くことはたしかにつらいことも伴いますが,それ以上に,喜びや誇り,生きがいを与えてくれる,尊厳ある行為だと考えられてきたのです。(p.25)
このように,日本の労働観をとらえ,そこに稲盛氏の働き方・生き方を重ねて述べられています。
子どもたちが将来に夢をもつことができにくくなってきているのは,今の“不況”という状況からだけではないと思います。
一人ひとりの考え方,働くことへの意識のありようが,そうさせていると思います。
これは,悲しいことです。
将来を考える若者,働き始めた青年,社会を支える青年や壮年…。
みなさんに,今一度“働く”ということを,じっくり考えてみようとさせてくれる一冊です。
言葉をひろっておきます。
神様が手を差し伸べたくなるほどに,一途に仕事に打ち込め。そうしれば,どんな困難な局面でも,きっと神の助けがあり,成功することができる。(p.35)
自分の好きな仕事を求めるよりも,与えられた仕事を好きになることから始めよ。(p.56)
そのようなささやかなことでも喜ぶことで,新たな勇気をかき立てることができる。だから,君にいくら軽薄,軽率と言われても,私は今後も,ささやかな成功を喜びながら,仕事に邁進していくつもりだ。(p.59)
自分自身が生きていくことに一生懸命になるように,自然はもともとできているのです。必死に生きていない植物など,絶対にありません。努力しない草は生存し得ないのです。(p.95)
ただコツコツと愚直に仕事を続けるしかなかった,平凡な彼を非凡に変えたもの…それこそが地味な努力を厭わずに積み重ね,息長く続ける「継続する力」だったのです。(p.100)
しかし,その無茶な「背伸び」が,京セラの技術力を伸ばし,実績をつくり,成功への道筋をつくってくれたのです。
人間の能力というのは,けっして決まったのもではありません。能力とは,あくまでも「未来進行形」でとらえるべきものなのです。(p.115)
残念ながら,ミスが発生すれば,そのように消しゴムで消して,やり直せばいいと思っている人が少なくありません。
-<略>- いかなるときでも「やり直し」は絶対にきかないと考え,日ごろから「有意注意」を心がけ,一つのミスも許さない,そんな「完璧主義」を貫いてこそ,仕事の上達があり,人間的な成長もあるのです。(p.139)
これは「感度」の違いなのです。(p.152)
そのとき,私は気づいたのです。
「創造」というものは,「素人」がするもので,「専門家」がするものでないことを。(p.166)
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力 (p.182)
-<略>- 私は,この「考え方」がもっとも大切であると考えています。
「能力」や「熱意」と違って,この「考え方」には,「マイナス百点」から「プラス百点」までの大きな振れ幅があると思うのです。(p.185)
◇2008年5月 4日 (日) 『残業ゼロで成果が上がる!スピード仕事術』(吉川美樹・著)
◇2007年5月 4日 (金) 若葉の美しいとき
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