読書

2009年12月 6日 (日)

『寂しい写楽』(宇江佐真理・著)

091206201  天気はよかったですが,強い風が吹き寒い一日でした。風の音,陽の光…,冬の気候になったことを感じました

 暦に「国際ボランティアデー」とありました。
 1985年に国連が,12月5日を「ボランティアの日」と定めました。国内でも,この時期に催しが行われているようです。

 日本では,1995年の阪神・淡路大震災で大勢のボランティアが活躍し,その年を「ボランティア元年」とも呼ばれ,1月17日が「防災とボランティアの日」となりました。

 「ボランティア」というと特別なことのように思いますが,日本には,古くからさまざまな相互扶助の仕組みがありました。
 それらが,地縁や血縁によったもので,それが希薄なもの疎ましいものとなって,「ボランティア」が強調されていると感じています。

 名称はどうあれ,豊かさにとって相互扶助やボランティアは大切なことだと思っています。
 今日の自分,明日の自分は,どうかな。



 先日,市立図書館から借りた『寂しい写楽(小学館・刊)を,やっと読むことができました。
 題名にあった「写楽」にひかれて,久しぶりに宇江佐氏の作品を読みました。

 「謎の浮世絵師」と言われる“東洲斎写楽”は,一時期に独特の作品を残しています。
 この本に登場する“能役者の斎藤十郎兵衛”がその人であったというのが,最近の有力な説だそうです。

 この本は,「写楽」を語るというより版元の耕書堂 蔦屋重三郎 を中心とした“出版プロデュース”の話でした。
 幾五郎(十返舎一九),春朗・鉄蔵(葛飾北斎),喜多川歌麿,倉蔵(滝沢馬琴),伝蔵(山東京伝),直次郎(大田何畝),歌川豊国…と,江戸の文化を創っていく人々が「写楽」でつながっていきます。

 話の展開に,歌舞伎の演目が散りばめられており,それが登場人物の心情に重なります。


 写楽好きには,“寂しい写楽像”は気に入らないかもしれませんが,時代を楽しめる一冊でした



◇2008年12月 6日 (土) かわいい“一所懸命”に会いました
◇2007年12月 6日 (木) 地域講師の授業

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2009年11月 3日 (火)

寒い夜は,炬燵で読書を

 寒波を肌で感じる“空気の冷たい”一日でした。
 澄みきった青空に太陽が輝きますが,伝わってくる暖かさで気温は上がりませんでした。

 途中で見える景色が,遠くまで綺麗に見えました。寒気で空気が入れ替わったようです。
 寒さに不満をいうよりも,寒さのなかで楽しむことを探したいと思います。


091103201  先日,本木雅弘氏の講演(対談?)を聞いた方が,「ドラマ“坂の上の雲”の主役を…」と話していました。
 司馬遼太郎氏の『坂の上の雲を,スペシャルドラマとしてNHKが3年にわたって放送するようです。

 司馬氏の本は,文庫本8冊の作品です。
 先の話を一緒に聞いていた方のお子さんは,文庫を読んでいるそうです。読み始めたきっかけを聞きそびれましたが,中学生にとっては古典というのではなく,新鮮な歴史小説として読んでいるのでしょうか。
 じっくり小説を楽しんでほしいと思います。

 この作品を連載した産経新聞社から発行されている,平成12年初版の『挿絵で読む「坂の上の雲」をゆくも,“新作のような顔(?)”をして文庫と並んでいます

 歴史の舞台,日本の生活を,読書とともに愉しんでみたいと思います。



 「文化の日」の社説で,朝日新聞が「学校図書館―知の入り口の整備急げ」,読売新聞が「文化の日 クラシック音楽にも親しもう」と,“知”や“文化”について取り上げていました。
 夜が長くなってきました。文化や芸術を楽しみに,十分な時間を与えてくれる時期です。

 暖かくして,いつもより厚い本を開いてみませんか


【関連リンク】
 ◇スペシャルドラマ「坂の上の雲」(NHK)
 ◇スペシャルドラマ「坂の上の雲」(NHK松山放送局)
 ◇「坂の上の雲」マニアックス ~ スペシャルドラマファンサイト~


◇2008年11月 3日 (月) 連休最終日「文化の日」に
◇2007年11月 3日 (土) 『辰巳八景』(山本一力・著)

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2009年10月25日 (日)

読書の秋

091025215  雲の多い肌寒い一日でした。午前中,来週の白鳥神社秋大祭の準備に出かけました。
 台風18号の影響で,折れた枝や葉が落ちており,例年とは違う準備になりました。
 それでも,台風後の休日に片付けをしていただいた方があり,かなり綺麗でした。そのことを口にすることなく準備をされていまいした。
 頭が下がります感謝!


 スイッチ一つで情報や娯楽(?)を提供してくれるテレビは便利です。気づくと思わず長い時間が過ぎていることがあります。
 しかし,そのときに空虚感を感じることがあります。

 “もっと何かほしい”と,心(脳?)が求めているのでしょう。

 涼しくなるとともに夜が長くなります。そんな夜は,読書に最適です。好きな本を楽しく読みましょう。


 ときには,いつもと違う本が読みたくなります
 先日の中日新聞に記事がありましたが,県教委から小中学生に向けて『みんなにすすめたい一冊の本』という冊子を発行しました。
 ここで紹介されている本を読むのも楽しいかもしれません。

 また,Googleブック検索を使って,気になるキーワードから本を探すと,新しい発見があると思います。
 さらに,新聞や雑誌の書評,インターネットの「書評・ブックレビュー検索エンジン」を使うと,たくさんの書評に目を通すことができます。
 書評を頼りに,読書の範囲を広げていくと読書の楽しさが増すと思います。


 個性的な本を紹介してくれる「読書のすすめ」や「ビジネスパーソンのための厳選ブックガイド新刊JP」も,“いつもと違う一冊”に出会う機会を与えてくれます。

 本を“聴く”にはオーディオブックFeBeから。


 机に積まれた本が,読書の時間を待っています。まずは,そこから読み始めます。“愉しい時間”を与えてくれるでしょう。

 この秋,どんな本に出会えるかな?


【リンク】
  ◇みんなにすすめたい一冊の本Web版(県教委)
  ◇読書のすすめ
  ◇書評・ブックレビュー検索エンジン
  ◇ビジネスパーソンのための厳選ブックガイド新刊JP
  ◇オーディオブックFeBe
  ◇新聞掲載書評
  ◇書評サイト - @本屋のリンク


◇2008年10月25日 (土) 修学旅行 第2日目
◇2007年10月25日 (木) 船着山ウォークラリーに行ってきました

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2009年10月 4日 (日)

『スイッチ・オンの生き方』(村上和雄・著)

091004431  台風の接近が心配されますが,今日は,風もなく穏やかな暖かい一日でした。

 運転免許証の更新が,日曜日でもできることを初めて知りました。家人が更新期間になっていたので出かけました。
 仕事の都合で,日曜日を選ぶ人が多くて混んでいるのかと予想していました。けれども,優良運転者講習と高齢者講習(受講済み)の該当者だけを対象にしているからか,混雑したようすはありませんでした。

 交通違反はやめましょう。それが,交通安全,交通事故防止の第一歩です



 何か不都合なことがあったとき,「これは遺伝だからしかたがない」と言って,お互いに納得して済ますことがありませんか。
 子供に向かって,「親からの遺伝だから諦めな…」と言うのを聞いたこともあります。

 最近では,「DNA」「ヒトゲノム」「シトシン」「アデニン」などの言葉も,ニュースなどに登場し,遺伝子情報の解読が進んでいることも,よく知られるようになりました。
 さらに,地球上に存在するあらゆる生き物は同じ遺伝子情報(暗号)を使って生きていることも明らかになっています。

 “これは遺伝だから…”は,言い訳でしかなさそうです。


 DNA解明の世界的権威 村上和雄氏の『スイッチ・オンの生き方―遺伝子が目覚めれば、人生が変わる』(致知出版社・刊)を書店で見かけて手にしました。
 以前に読んだ『人生の暗号』や『生命の暗号とは違い,1項目が1ページにすっきり書かれており,一気に読み進めることができます。
 名言集のような構成ですので,今までに村上氏の本を読んだことがないと,分かりにくい部分もあるかもしれませんが,一つひとつが,納得の内容です



 新刊ラジオ的に,以下にドッグイヤーを紹介します。

  30ページ  11 ヒト,ウニ,イネの遺伝指数
 極小世界である遺伝子の研究が進み,次々に新しい成果が発表されています。
 たとえばヒトの遺伝子の数は,2001年にそれまで考えられていた数十万個を大きく下回る三万~四万個と発表され,2004年にはさらに少ない二万二千個と発表されました。数に関していえば,ウニとほとんど同じです。
 また,イネの遺伝子の数は三万二千個と,ヒトよりも一万個ほど多いこともわかってきています。万物の霊長にとっては,なんとも衝撃的な事実が次々と明らかになっているのです。

 69ページ 4 赤ちゃんは三十八億歳
 いま誕生した赤ちゃんはセロ歳でも一歳でもなく,三十八億歳なのです。三十八億年の進化のドラマを再現しながら,大自然がたいへんなエネルギーと時間と,ある種の思いみたいなものを込めてつくったもの。三十八億年の歴史の結晶です。
 生命が尊いというのは,そう言う意味で尊いのです。

 93ページからの「第四章 スイッチ・オンの生き方」は必読

 94ページ 1 遺伝子は環境で変化する
 いままで多くの人は遺伝子の働きを固定的なものと考えていました。「遺伝」という言葉から受けるイメージもあって,遺伝子というと何か運命的に決定された,抗いがたいものと受けとりがちでした。しかし,そうではありません。
 遺伝子がオン・オフの機能を持っていることは,もはや明白な事実です。そして,このオンとオフは一生固定されているものではなく,与える環境によって変化するのです。

 今まで村上氏の本を読んだことのある人も,初めての人も,この本から,好ましい遺伝子をオンにしてわくわくする生活を得ませんか
 一気に読める手頃な一冊ですが,たくさんのオンがあります。



【関連リンク】
 ◇心と遺伝子研究会



◇2008年10月 4日 (土) 『超「超」整理法』(野口悠紀雄・著)
◇2007年10月 4日 (木) 授業参観とPTA講演会がありました

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2009年9月23日 (水)

『頭の体操 BEST』(多湖輝・著)

090923315  今日も,曇り空の一日でした。祝日法(国民の祝日に関する法律)で,「秋分日 祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」日とされる“秋分の日”でした。
 秋分の日は,春分の日と同様に昼と夜の長さが等しくなる日とされます。また,秋分の日を中心とした1週間は「秋の彼岸」で,その中日である秋分の日にお墓参りに行ったり,祖先を供養する法要が営まれます。

 午前中,知人の父親の葬儀でした。また,昨夜,親戚から訃報が届きました。
 「人の命」「生きること」について,普段以上に深く考える一日です


 ちょっと頭を柔らかくする本の紹介です。
 発想や思考,アハ体験…と,脳に関する話題やクイズを,テレビ番組や書籍で見かけます。その「元祖」とも言うべきものが,多湖輝氏の『頭の体操』シリーズです。
 その問題から100問を選んだ,『頭の体操 BEST』(光文社・刊)です。

 書籍紹介には,

 1966年の発表以来、シリーズ累計1200万部のベストセラーとなった『頭の体操』。その全23集・総数約2000問のなかから、究極の100問をセレクト。さまざまなタイプの問題を解くたびに、思考力がつき、創造性が生まれる。日本人の脳を刺激し続けてきた名著が、新たな1冊になって登場。

とありました。

 新作ではありませんので,“どこかで聞いたような問題”が続きますが,しっかり頭をつかいます
 一気に読むというより,空いた時間に1問ずつ楽しむのがよいと思います。頭が柔らかく(?)なります


 また,各章の最初に,「この章のねらい」が書かれています。それぞれの章にまとめられた問題を“解く”ための思考のヒントです。
 問題を解く前に読まない方が,より頭が柔らかくなるでしょう。読み(解き)終えてから,ノートに書き出しておくと,これからの生活のヒントになるかもしれません

 1章 「立体思考」で発想の基礎力を作る
 当たり前の単線的方法で解けると思っているうちは,絶対に解けないか,おびただしい時間がかかる。水平から立体へ,あるいは複線的に考える発想訓練で,思いがけない「頭のいい方法」が見つかることが多い。過去から,逆から,三次元からといった時間的・空間的・次元的に別な方向からのアプローチが,発想の基本中の基本である。

2章 「飛躍思考」で不可能を可能にする
 「できるはずがない」「解けるはずがない」という状況こそ,「頭の体操」の絶好の機会である。不可能を可能にするヒントは,その不可能の中にこそある。なぜ「できないか」をとことん考えるうちに,不可能の本質が見えてくる。その不可能の本質をひっくり返せば,それがすなわち正解となる。その飛躍ができるかどうかが試される。

3章 「論理思考」で謎の裏側を攻略する
 隠された論理の死角。これに気づかないとき謎は深まるばかりである。ありえないことが起こっている。起こるはずのないことが起こっているように見える。そんなときは現実世界を思い出して比較してみる。そこにはきっと,言われてみればそのとおりという,意外に当たり前のことが隠されているトリックが見つかるに違いない。

4章 「具体思考」で頭脳の活性化を図る
 頭の中で考えるという作業は,多分に抽象的な成果を堂々巡りするおそれがある。考える作業には想像力が必要だが,もし難問にぶつかったら,この想像の内容を一転して具体的なイメージに変えてみる。現実に「この場面でこのものが」と,できるだけ具体的にイメージすると,頭脳は活性化し,思わぬ見落としに気づくことができる。

5章 「短縮思考」で意外な解決法を探る
 難しい問題というのは,解き手が自ら難しくしているケースが少なくない。いったん難しいと思うとそのワナにはまり,もがけばもがくほどワナがきつく,解けにくくなる。こんなときは,いったんまともに立ち向かうことをやめ,もっと近道や手抜きができないかと考えてみる。難しい問題ほど,意外に簡単な解決法があるものだ。

6章 「変換思考」で固定観念を打ち破る
 人間は自由に考えいているようで,一定の枠の中でしか考えていないことが多い。もちろん「常識」は,普通の人間がまともな生活を送るために必要なルールである。しかしその「常識」が「固定観念」になると,自由な発想を妨げる。とくに難問に直面したら,健全な「常識」も一度は疑って意味を変換し,「固定観念」を打ち破ることが必要である。



◇2008年9月23日 (火) 「おはぎ」をいただきました
◇2007年9月23日 (日) 今日は「秋分の日」

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2009年9月22日 (火)

『思考・発想にパソコンを使うな』(増田剛己・著)

090922313  曇り空で,日中に小雨も降りった肌寒い一日でした。行楽地へ出かけたみなさんも,元気が今一つだったかもしれません。

 さて,秋の大型連休も残り1日です。明日は,どんな一日にしましょうか


 パソコンやインターネットを利用することは“普通のこと”となりました。また,インターネットでないと“手続きができないこと”も出てきました。
 パソコンやインターネットによって,生活様式に大きな変化があると感じています。

 その一つが,「書くこと」です。
 たくさんの文書を作成していますので,“文章を綴っている”のですが,それは「書いた」という感覚とは違っています

 そうした思いをしていて手にしたのが,『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎・刊)でした。
 「手帳」と「メモ」と「ノート」を区別し,そこから「ノートに書く」ことを薦めています。
 自分は,メモとノートを一緒にしていますが,増田氏の“将来読み返す”という視点は,実際に行うかどうかは別にしても,書くときに必要な感覚だと思います。

 「手帳」,「メモ」,「ノート」については,その形態・形状で区別をしていません。大雑把に言えば,
・メモは短期的に利用するもの。何年後かには確実に用なしになるもの。
・ノートは誰か(あなた自身)に読んでもらうためのもの。何年経っても読めるもの。
と分けています。


 ノートでなくとも,ブログでも“書いている”ということについては,

 ブログは他人が読むことを想定したものである。そのため,極めて個人的な情報や,公にしたら都合の悪いことは書かない。私のような職業ライターの認識にしたら,ブログは,“完成原稿”である。
 これに対して,ノートは公表しないものである。公表しないからこそ,なんでも自由に書ける。固有名詞も秘密も,気にせずに書ける,ちょっと周囲からは気持ち悪いと思われるような自分の赤裸々な感情も正直に書いていい。(p.67)

と,“感情に正直に書ける”ことをノートの大切さにあげていました。


 タイトルにもある「思考」や「発想」では,“思いついたこと”や“奇抜なアイデア”をブログにそのまま書くことはしないでしょう。
 それを“温めておく”には,何かに書き記し残しておかなければできません。それが,ノートであり,その習慣づけが思考や発想を育てるのだと思います。


 パソコンで作った文章は,見栄えよくできあがります。しかし,推敲のようすが残っていません。
 その良さは大切なことですが,“自分のもの”という感覚が薄くなるような気もします。

 だが,それこそが自分自身なのである。自分はこんな字を書く人間なんだ。これくらいしか漢字を知らない人間なんだ。……つまらないことのようだが,文字は,自分を表すパーツのひとつであり,個性そのものである。ところが,パソコン時代の現在,みんな同じような活字で文書をやりとりしている。パソコンを使って文書を書く限り,「漢字を書けない人」なんていない。そのせいで,自己イメージがいいほうに傾き,平均化・均一化したイメージに,自分を重ねてしまいがちだ。それを修正する意味でも,手書きノートは必要なのではないかと思うのである。(p.139)

 あさ,今夜からノートに向かって“手書き”してみませんか。

   目次
 第1章 なぜノートがスゴイのか?ノート概論
 第2章 かの著名人たちは、こんな「ノート」をつくっていた
 第3章 自分に合ったノートの方法を発見する
 第4章 手帳、メモ、ノートの連携
 参考文献


 『情報は1冊のノートにまとめなさい』の著者 奥野宣之氏は,「紙に書く楽しさが分かる「手書き文化論」」と評していました。


◇2008年9月22日 (月) 代休の一日
◇2007年9月22日 (土) 晴天のもと,運動会ができました

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2009年9月21日 (月)

『二つの真実』(船井幸雄・著)

090921153  数日前の天気予報は「晴れ」だったのですが,曇り空で肌寒さを感じる一日でした。明日は「雨」になるのかな。

 秋の大型連休(シルバーウィーク)で,各地の行楽地や高速道路は混雑しているようです。

 景気浮揚だけが“元気”ではないと思います。
 この連休で,それぞれが元気充填をし,日本の元気回復のきっかけを得たいものです。


 久しぶりに船井幸雄氏の本を読みました。
 以前は,新刊が出るたびに読んでいましたが,書店でぱらぱらと見て過ぎていました。その一冊『二つの真実』(ビジネス社・刊)を,新城図書館の書架で見つけ読みました。

 船井氏は,“二つの真実”を,一つは「旧約聖書には世界のあらゆる出来事が暗号として書かれており,人類の歴史はもとより,われわれ個々人の生涯についても,その99.9%が決められていたと言っていいこと」,もう一つは「その決められていたことが,最近のことですが,案外簡単に改善できるようになった,よいほう,正しいほうに変えられる,その条件や手法が分ったと言ってもいいこと」と記していました。



 前半,“旧約聖書の暗号”などが出てきて,「なるほど納得」とはなりにくい内容でした。
 後半,“ポジティブ型人間”や“自然の理”などの話では,以前より船井氏が述べたり書いたりしてきたことが多くありました。
 船井氏の超宗教的(?)な観点に違和感を感じる方もいると思いますが,考える視点を与えてくれる情報も多くありました


 調和をもって創造したものを維持,発展させるための方向性として

・単純化  ・万能化  ・公開化  ・自由化  ・効率化  ・ポジティブ化  ・安心安定化  ・平和化  ・互助協調化  ・自他同然化  ・長所伸展化  ・公平化  ・自己責任化

 ルールとして,

・秩序維持のルール  ・生成発展のルール  ・波動のルール  ・必要,必然,ベストのルール

だとしています。
 日々の出来事について判断を迫られたとき,無意識のうちにも上記の「方向性」を考えています。それに沿わないとき,やはりうまくいっていないようです。

 また,日本人の特性として,「右脳型である。母音言語を持っている」や「自然と溶け込める能力がある」など11項目をあげています。(p.174)
 こうした特性のある日本人から,次に「百匹目の猿現象」が起きるのではと続けます。
 ここで,あらためて「日本人が持つ10の特性」を記しています。(p.224)



 日本人の“特性”を活かして,世界に貢献していくという意識と行動が増えていくとよいなあと思います。
 混乱の現代にあって,これからに元気をもてる一冊だと思います。



◇2008年9月21日 (日) 「いいじゃん新城」?
◇2007年9月21日 (金) 明日は運動会

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2009年9月20日 (日)

『ブラック・スワン(上・下)』(ナシーム・ニコラス・タブレ・著)

090920231  秋の大型連休は,予想通り(?)の混雑や渋滞が起こっているようです。この“人の大移動”が,〈経済の流れ〉を加速させるものになるといいですね
 秋の実りも豊かになってきました。稲の刈り取りが最盛期を迎えています。
 連休中,よい天気が続くと仕事がはかどります


 ある書評では「10年に1冊の本である」と評され,また「世界経済危機を予告した本だ」と言われています。
 「ブラックスワン理論」という言葉も生まれた話題の本ですが,上下2冊とボリュームのある本ですので,書店で手にすることはありませんでした。
 ところが,新城図書館の書架で見かけ,だいぶ遅れて話題の本を読みました。


 「スワン」と聞けば白い色をした「白鳥」を想像するのが普通です。
 しかし,「オーストラリアには黒い白鳥が多数生息している」という事実が知られるようになって,鳥類学者たちの間に大きな衝撃が走りました。
 このエピソードをもとにして,著者であるナシーム・ニコラス・タレブ氏が,「確率論や従来からの認識・経験からでは予想できない現象」を総称して「ブラックスワン理論」と名付けました。
 その理論の名が付いた『ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質』(ダイヤモンド社・刊)です。


 氏は,“まずあり得ない事象”を「ブラックスワン(黒い白鳥)」と呼び,それは絶えず近くに潜んでいるのだと言います。
 黒い白鳥の論理では,わかっていることよりわからないことのほうがずっと大事だ。黒い白鳥は,予期されていないからこそ起こるし,だからこそ大変なのだ。
 黒い白鳥には,三つの特性があると氏は言います。
 ・それの存在に気づくことはありません。
 ・いったん起こると,とても大きな衝撃を与えます。
 ・そして,“起きたあと”に,いかにもそれらしい説明がなされ,最初からわかっていたような気にさせられます。

 こうした黒い白鳥(ブラックスワン)について,解き明かしていきます。

 明日を考えるヒントを得られる一冊です



 引用を始めると,収拾がつかなくなりそうです。
 子供について考えるとき,次の部分が気になりました。

   7歳のころ,学校の先生が絵を見せてくれた。中世のフランスで,たしか情け深い慈善家の王様が開いた宴会にやって来た貧乏な人たちの絵だ。彼らはお皿を口につけてスープをすすっている。なんでこの人たちは鼻をお皿に突っ込んでいるんでしょうと先生が聞くので,私はこう答えた。「マナーを教わっていないからです」。すると先生はこう言った。「違いますね。この人たちはおなかが減っているからです。
 そんなこと思いつかなかったので,私はバカみたいな気分になった・でも,ある説明がほかの説明よりも正しいなんでなんでわかるのだろう,それに,両方とも間違っていないってなんでわかるんだろうと思った。




◇2008年9月20日 (土) 台風一過 晴天のもとで運動会
◇2007年9月20日 (木) 交通安全の呼びかけ

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2009年9月13日 (日)

『欲情の作法』(渡辺淳一・著)

090913222  昨日の雨が残ることもなく,天気のよい一日でした。日中,日が差しましたが,数日前の暑さはありません。空気が入れ替わっているようです。
 過ぎた夏を嘆くより,秋を愉しむことに気をつかいましょう


 就職活動が「就活」と呼ばれ,それと似た「婚活」という言葉も一般的になったようです。
 言葉としては,結婚活動を短くしてあるのですが,“結婚活動”が,一般的な言葉であるかどうかは疑問です。
 「婚活」の背景には,「草食(系)男子」が増えてきたとか,それを攻略する「肉食女子」が現れた…といった“現代(いま)”があるのかもしれません。

 今月はじめに,市立図書館の書架に 『欲情の作法』(幻冬社・刊)を見つけました。
 現代の若者に向けて75歳の渡辺氏が綴る指南書のようです。


 担当編集担当者が,「医学的・文化的見地からの考察が目を引く,ありそうでなかった恋愛本。自らの体験も盛り込み,これだけ具体的な作法を提示したものも珍しい」と紹介しています。
 “男の視点”で綴られていますので,女性には「気分悪い!」とお叱りを受けるかもしれません。
 しかし,“異性”の違いと理解を,渡辺氏流の語りで,その元に「優しさ」を感じました



 精子(男)と卵子(女)について語った後で,

 ここまでわかれば,男性が容易に女性をゲットできず,しばしば振られるのは,ごく自然のことだとわかってきます。
-<略>-それより,「男は振られるもの」とわかったうえで,つぎの段階にステップアップしたほうが得策です。

と,女性への積極的なアタックを勧めます。

 ほとんどの,自分の力だけで頑張っている男たちは二兎ではなく,三兎も四兎も,いや,ときには五兎も追うべきです。

 “いい女性がいたら行動あるのみ”


 後半,こんな記述があります。

 そこには情念の翳りがないからです。
 深いか浅いかはともかく,そこには柔らかな感情が滲んでいるほうが,はるかに情緒的で気持ちも惹きつけられるのです。

 前半の“動物的”ともいえるような行動を勧めながら,後半で“心”や“気持ち”を伝えようとしているように読めました。

 要するに,彼女の大人の優しさに,わたしは救われたといっても過言ではないのです。

 異性との付き合い方を綴りながら,そこに人との接し方を伝えているように感じた一冊です。



 デジカメが登場し写真を撮ることが簡単になりました。
 いろいろな場面で,デジカメ写真が活躍します。このブログの写真は,デジカメ写真をPhotoScapeで加工しています。
 催しのまとめなどにも,デジカメ写真が入ると分かりやすくなります。
090913888_2  全体の雰囲気が伝わるようにコラージュ写真を作ることもあります。


 最近,そのコラージュ写真が簡単にできるソフト SHapeCollage を知り,使ってみました。
 コラージュを四角や丸に並べてくれるだけでなく,自動的に好みの形状に並べてくれます

 右の写真は,このブログに使った写真を「花」に並べています。文字に見えますか。
 保存写真の2次利用の場が広がりそうです。



  ◇渡辺淳一 楽屋日記



◇2008年9月13日 (土) 体育大会と敬老会へ行ってきました
◇2007年9月13日 (木) コンピュータ研修をしました

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2009年8月17日 (月)

『毎日が楽しくなる17の物語』(志賀内泰弘・著)

090817404  晴天の暑い一日でした。

 盆明けの新しい1週間が始まりました。週末は,「帰省」「渋滞」「帰国ラッシュ」といったニュースの通り,世間では“休暇明けの月曜日”で,元気を出してスタートを切ったという方も多いことでしょう。

 職場はカレンダー通りに動いており,普段の月曜日でした。
 ただ,11日から“行事をもたない期間”を設けて行事等を持たないようにしてきましたので,文書の動きや学校からの報告が少なく,静かな週の始まりでした
 夏休みの後半,充実した2学期に向けた活動が始まっていきます。



 心がホッと温かくなるできごとに出会うことがあります。その主人公が「プチ紳士・プチ淑女」です。
 「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動代表の志賀内氏の『毎日が楽しくなる17の物語』(PHP研究所・刊)を読みました。
 日常で起こった小さな「いい話」17話が収載されています。

 サブタイトルに「ようこそ三ツ星レストランへ」とあり,コース料理にみたて,「いらっしゃいませ」「食前酒」「前菜」「スープ」「メインディッシュ」「デザート」の章で紹介されています。
 それぞれの話から,ホッとする気持ちを受け取りました


 休暇を終え,日々の活動にエネルギーをかけるとき,この本から「ホッとする気持ち」のパワーも加えてはいかがですか


 2色刷でキーワード(?)が示されています。そこから抜き出して紹介します。

・「スペインのおばあさん」に学ぶ気づきのキーワード
・人からもらった恩を,その人が返さずに順繰りに回していくことを「恩送り」と呼ぶそうです。
・「ギブ・アンド・ギブ」でいきましょう。大丈夫。ちゃんと見てくれる人がいます。
・「メモ魔のベルボーイ」に学ぶ気づきのキーワード
・マニュアル以上のことをしてこそ,初めてサービスと呼べるのです。
・一流とは,お金持ちだとか,地位や名誉のことではない。心の姿の有り様のことであると。
・普段から考えているからこそ口にできること。
・その誰もができそうな簡単なことなのに,誰もがやっているわけではないのです。
・人を動かすということは,人の心を変えるということです。それにはまず,自分自身の心を変えるのが近道です。
・「おせっかい」と知りつつも,ときには一歩踏み込む勇気が必要なこともあります。
・できるときに,できる範囲でいいから,人の役立つことをする。



 ◇「毎日が楽しくなる17の物語」の書籍特集ページ(新刊JP)



◇2008年8月17日 (日) お菓子やさん 開店
◇2007年8月17日 (金) “新しさ”に柔軟に対応できる子ども

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